後遺障害等級認定

後遺障害等級認定手続きとは、交通事故や労働災害により、今度治療を継続しても症状改善が期待出来ないと医師が診断した際に、後遺障害診断書を作成し、残存した障害の程度に応じて等級を定める手続きとなります。加害者に対し、賠償を求める場合、この後遺障害等級認定されるかどうかが大きな分かれ目となります。

怪我を負った交通事故の被害者の方々は、何度となく泣かされることがあります。被害者は、怪我により事故前は難なく出来ていた日常動作すら出来なくなり、日常生活や仕事に支障が生じ、家族等周囲の方にも負担をかけることによる後ろめたさを背負い、加害者の代理人として窓口となる保険会社担当の対応に傷つき、賠償については到底満足が出来ない条件を泣く泣く受け入れるというケースもございます。

到底納得が出来ない賠償となる大きな要因が、後遺障害等級認定にあります。交通事故の賠償については、大別して傷害慰謝料、休業損害、後遺障害慰謝料、後遺障害逸失利益の4種類となります。後遺障害慰謝料と後遺障害逸失利益の賠償については、後遺障害等級認定で1級~14級の認定をされることが前提となります。

後遺障害等級認定をする機関は、損害保険料率算出機構となります。損害保険料率算出機構の目的は、損害保険業の健全な発達を図り、保険契約者等の利益を保護するため、会員による公正な保険料率の算出の基礎とし得る参考純率等の算出等を行うことにより、法及び自動車損害賠償保障法の趣旨に沿うことであり、必ずしも怪我を負った被害者に寄り添うことではないようです。

完治を目指して懸命な治療を続けても、完治前の治療途中で保険会社により治療費が打ち切られるケースもございます。また、後遺障害等級認定手続きを進めたとしても、認定される可能性は、5%程度と言われており、非常に狭き門であると感じております。仮に後遺障害等級認定が得られない場合、加害者側が後遺障害慰謝料と後遺障害逸失利益を認めることは、難しいようです。

弊所は、1級~14級まで多くの後遺障害等級認定を得た豊富な経験がございます。交通事故や労働災害で怪我を負われた場合は、なるべく早い段階で弊所へご相談下さいますようお願い致します。

費用報酬

相談費用 1時間以内 10,000円(税込11,000円)

後遺障害診断書作成にかかる相談となります。

後遺障害等級認定手続き(弁護士費用特約適用の場合を除きます)  

通信費  10,000円 (税込11,000円)

報酬  100,000円~(税込110,000円~)

ご相談の流れにつきましては、まずは、お問い合わせフォームへご相談内容、氏名、電話番号、返信用のメールアドレスをご入力のうえ、ご送信下さいますようお願い致します。その後、メールで等でご相談日時の打ち合わせをしたうえで、現在お持ちの資料を全てご提出いただきます。電話相談は、現在のご事情やご希望を詳しく伺ったうえで、後遺障害等級認定見込みを含めてご案内致します。

弁護士費用特約が使える場合は、契約している保険会社との打ち合わせのうえ、決定致しますが、一般的には、費用報酬のご自身の負担が生じるケースは多くありませんので、可能な範囲でご確認下さいますようお願い致します。

弁護士費用特約がついていない場合は、弊所へのご相談を前向きにご検討下さい。ご相談費用だけは事前にご負担頂きますが、着手金と通信費につきましては、分割払いや後払いも検討致します。行政書士あべ法務事務所では、比較的少ない負担で、サポートが受けることが出来るようにしております。